柿喰えば
今日はまたまた寒いですね、天気も悪くて気分が落ち込みやすくなります。スーパーには沢山柿が並んでいます。かつて家の渋柿を収穫し、両親と干し柿をつくりましたが、洗面器とたらいにいっぱいの柿の皮むきがたいへんで、ようやく吊るし終えたら紐が緩くて落ちてきたり、明くる日は鳥に狙われたり、いつのまにかカビが生えてたりして。でも、もう味わえない温かな、豊かな体験です。
学生時代にはアルバイト先の岐阜出身のご主人に富有柿をいただき、その見事さに驚いたことも。
柿喰えば思い出す、父が高鋏を伸ばした柿の大木、母と暗くなるまで作業した縁側、おじさんの苦学生への優しさ。全てが懐かしい。
秋の味覚を楽しんで、元気を出しましょう。